今日聴いたもの

Free The Robots / Free The Robots
08年。西海岸のナードなヒップホップ・トラックメイカーの日本編集盤。"Jazzhole"、"Listen to the Future"などのノスタルジックなエキゾティック路線を中心に、ベタなプログレ・テイストが新鮮なナヨ声ヴォーカル曲"Diary"やエレガントなジャズ・ヒップホップ"Session 2"など多彩な要素が同居した「Free The Robots E.P.」のバランスの良い曲群がやはり秀逸。とはいえ、激しいドタバタ・ブレイクビーツがより強調された"Wake up or Die"やファズ・ベースがループする"War Games"、浮遊感のある逆回転ブレイク"Unknown"といった、他の寄せ集め曲のどこか不安定な感覚もなかなか捨てがたい感じ。
Machines Don't Care / Machines Don't Care
08年。アシッドやヒップ・ハウス、レイヴなんかをごちゃ混ぜにしたような、極彩色なギラギラ感がなんだか懐かしいアッパーなトラック集。ド派手なホーン・フレーズにディーヴァ・ヴォイス、サンバホイッスルが入り乱れるアレンジがインパクト抜群な"Afro Jacker"をはじめ、アシッドなウニョウニョ音と大仰なレイヴ・シンセの掛け合いが可笑しいムシ声入りボリウッド・ハウス"Drop It To The Floor"、タイトル通りのスパイ・サントラ風のハードロッキン・ブレイクビーツ"Spycatcher"、ゴムマリ・ハウスっぽいリズムアレンジが気持ち良いウエスタン・ハウス"On A Roll Man"など、どれも妙にバカバカしいセンスがあって愉快な気分に。