今日聴いたもの

Well Hung - Funk Rock Eruptions From Beneath Communist Hungary - Vol 1 / V.A.
Finders Keepers編集、70年代ハンガリー・ロックのレアグルーヴ・コンピ。ドタバタしたドラムのイントロがカッコイイ集団コーラス・ヘヴィサイケ"Ringasd el magad No.2. / Anna Adamis & Gabor Presser"から壮大なブラスロック"Hetkoznapi Balladak / Bergendy"まで全20曲、ゴツゴツしたヘヴィロックがズラリと並んでるんだけど、さすがにどの曲もファンキー。なんとなく日本のニューロックに通じる雰囲気もあって、ゴーゴー喫茶系の昭和サイケなファンキー・ガレージ"Kivanj te is nekem szep, jo ejszakat / Meteor & Demjen Ferenc"やモロGSな疾走ファズ・ガレージ"Kinai fal / Nemenyi Bela & Atlantis"みたいな曲も。
一番気に入ってるのは、クラビネット入りのソフィスティケイトされたフィメール・ラテンロック"Nem biztos semmi / Katie Kovacs & Gemini"から、アシッドなシンセワークにサヌリムを思わせる素っ頓狂なヴォーカルがゴキゲンなファンキー・アブストラクト・ロック"Mondj egy meset / Piramis"と続く流れ。他に、ダイナミックな疾走リズムが気持ち良い哀愁ロック"A Tuz / Corvina"、やたらとエコーが深いグッドタイムミュージック風へヴィロックンロール"Azt mondta az anyukam / Tamas Somlo & Omega"、攻撃的な絨毯爆撃オルガンと切っ先鋭いギターが最高な"Megvarlak ma delben / Locomotiv GT"、同じく金切りギターが耳をつんざく覚醒ハードロックンロール"Felbeszakadt koncert / Omega"など。