今日聴いたもの

Disco Italia - Essential Italo Disco Classics 1977-1985 / V.A.
Strutから出たイタリア産ディスコ・コンピ。煌びやかなダンスクラシックス系から下世話なバブルガム・ディスコまでイタロな世界がギッシリ。冒頭、ワンコードなディスコ・ファンクがサビで一転キャッチーな歌謡展開を見せる"The Kee Tha Tha / Five Letters"から、歯切れ良いギターカッティングが気持ち良いガールズ・ディスコ"Brazilian Dancer (DJ version) / Kasso"、ゲイっぽいファルセット男性コーラスをフィーチャーした哀愁ヨーロピアン・タッチのディスコ・インスト"Flor De Coca / Number One Ensemble"、YMOを思い切り下世話にしたようなマシナリー・ディスコ"Now Baby Now (Kotey Edit) / Kano"と、ユニークな曲で畳み掛ける最初の展開で一気に引き込まれる感じ。
その後も、80年代UKエレポップ的な感触もある爽快ディスコ"Love (Is Gonna Be On Your Side) / Firefly"、カンカン鳴り響くパーカッションと掛け声で能天気に高揚するオリエンタル・ディスコ・インスト"Let Me Be Your Radio (Part 1) / Red Dragon Band"、キュートなメロウ・ディスコ傑作"Dreaming / Rainbow Team"、ワウギターがうなる男女混声の哀愁歌謡ディスコ"Do It Again / Easy Going"、メロウなアレンジをかき乱すようにいかれたSEが挿入されるストレンジ・ディスコ・インスト"Tina Are You Ready (Instrumental) / Valentine"など、どれもなにかしら強い印象を残す好トラックばかり。
New Dimension / The Three Degrees
ジョルジオ・モロダーがプロデュースした78年のミュンヘン・ディスコ盤。フィリーなホーン・アレンジにトレードマークの天使のため息コーラスが被さるイントロで、一瞬いつものスリーディグリーズかと思わせて徐々にモロダー印のマシナリー・ビートに持っていく"Giving Up, Giving In"、MORポップスとしても恐ろしく完成度の高い甘酸っぱい歌謡ディスコ・クラシック"Looking For Love"という、冒頭の2曲のインパクトが絶大なんで、続く楽曲群がちょっと霞んでしまっている嫌いはあるものの、下世話に迫るマシナリー歌謡ディスコ"Falling In Love Again"やラストのメロウMOR"Magic In the Air"とかなかなか佳曲揃い。