今日聴いたもの

Soul Galaxy - Gambling to Sweet Harmony / V.A.
日本編集の'70年代レア・ソウル・コンピ。ズンドコ・リズムのお茶の間系ディスコ・ソウル"Let's Get Into Something / Richmond Extension"から快適ウォーキング・テンポな"The More I Get To Know You (Part 1) / Five Special"と続くスムースな導入から一転、3曲目以降は、ゆったりしたテンポに乗って流麗コーラスにナヨ声ファルセット、エモーショナルなバリトン・リードが絡み合うめくるめくスウィート・ソウルの世界に。ムーグなイントロからミュージカル風のゴージャスなオーケストラル・アレンジに突入する"Whisper A Love Chant / Ambition"、エレキシタールがか細く爪弾かれる"Falling In Love Is A No No / Westwing"、メロウなエレピとラフなギターの絡みが気持ち良い"It's Just Like Magic / The Gaslight"とか、そのデリケートなメロディーとハーモニーはまさにスウィートの極みという感じ。
個人的に特にグッときたのが、A&Mなホーンがフィーチャーされたアーバン・メロウ・ソウル"Nighty Night / The Insiders"に、メロドラマティックなイントロから抑制の効いた歌への転換が絶妙な"I Can Testify (Good Things Come To Those Who Wait) / Richmond Extension"と、凝ったツギハギ・メロが炸裂する、ある意味キリンジ的な中盤のAORスウィートな流れ。あと70代女性SSW風なソバカス声のフィメール・ヴォーカルと熱い男性リードがデュエットする不思議なMORソウル"I Want To Give You My Everything / Candy & Sweets"も印象に残る曲。