今日聴いたもの

Tribute to Pink Floyd - Saucerful of Pink / V.A.
95年。CLEOPATRA/Cherry Red編集のピンク・フロイド・トリビュート・アルバム。2枚組120分で、ほとんど知らないアーティストがズラリと並んでるんだけど、冒頭の"Set Controls For The Heart Of The Sun / Psychic T.V."と"Another Brick In The Wall / Controlled Bleeding"が聞きたくて購入。で、どちらも期待通りの音響サイケデリック・ノイズ路線でさすがにカッコイイ。特にControlled Bleedingは、個人的に「The Wall」は苦手だったので、"Anotehr Brick..."はこのカヴァーのほうが好きなくらい。
そして、Ron Geesinが唯一、非カヴァーのオリジナル曲"To Roger Waters Wherever You Are"で参加してるんだけど、これがまた狂ってて最高。同じくベテラン組のNik Turnerによるホラー・スピリチュアルなプログレ・テクノ・ミュージック"Careful With That Axe Eugene "もなんだか訳が分からないけどやけに印象に残る曲。知らない人では、ちょっとおどろおどろしいホラー音響に、パワフルなロックドラムが対峙する"A Saucerful Of Secrets / EXP"や、その余りにストレートな解釈が却って痛快なDinの"On The Run"のテクノ・カヴァーとか。全体的にはオーソドックスなギター・ロックやエレポップ、ボディミュージック風なんかも割と多いんだけど、原曲に引きずられてか、どれも微妙に一筋縄ではいかないトラックが多くて楽しい。