今日聴いたもの

Jim / Jamie Lidell
08年。エレクトロニカ色はほぼ消え失せて、もはやwarpのレーベルロゴのイメージとはかけ離れた熱いブルーアイドソウルマン道を突き進んでる感じの3枚目。モータウンにサザンソウル、ファンク、スティーヴィー風クロスオーヴァーなど、60年代から70年代にかけてのソウル・ミュージックがいろいろ散りばめられてて、お気に入りは、ちょっとMOR系ピアノSSW的味わいもある爽快ライト・ソウル"Another Day "、男泣きを誘うフォーキーなゴスペル・ソウルバラード"All I Wanna Do "、そして、なぜかスガシカオを思い出してしまったスライ調の快適ウォーキング・テンポ・ソウル"Green Light"など。ただ、今後もこの路線でずっと行くのだとしたら次のアルバムを買うかどうかは正直微妙。
Come Into My House / No Kids
08年。カナダの男女混合インディ・ポップ・グループ。躍動感のあるリズムアレンジに甘酸っぱいメロディーが乗るピアノ・ポップ"For Halloween"をはじめ、"Listen for It/Courtyard Music"、"Neighbour's Party"、"Puddle"といったベニー・シングスを思わせる70年代MOR風の曲は、最近ちょっとこの手が増えてきてるような気はするけど、やっぱりまだまだこの路線にはキュンときてしまう。他にはインディポップ的にヘナチョコしたなんちゃってR&Bや、成りきりブライアンなオーケストラル・ポップなどが混在。全編にフィーチャーされてる黄昏たカーニバル・ホーンがなかなか物悲しくて深い味わい。