今日聴いたもの

Kitsune Maison / V.A.
05年。エレクトロでエレポップでニューロマンティックな80年代リバイバル系ダンス・トラック・コンピ。というのはさすがに食傷気味ではあるんだけど、エッジの効いたトラック・メイクとキャッチーな曲作りが同居した単純にイイ曲がセレクトされてて、これはなかなか。グルーヴィーなベースラインが格好良いゲイ・テイストのエレポップ"Eclectic People / Ruede Hagelstein"、バトゥカーダなアッパー・エレクトロ・ディスコ"Samba! / Tomboy"、ユーモラスでキラキラしたガーリー・エレポップ"Do The Whirlwind / Architecture In Helsiniki"、切迫感のある疾走エディット・トラックに激しくキャッチーなメロディーが乗る"Change Channel / Lo-Fi-Fnk"に"I Don't Know The Half Of How To Have A Hope Of Holding Back / Hot Chip"など。オープニングの内省系フィメール・エレポップ"Backyards Of Our Neighbours / Au Revoir Simone"はこの中では異色ながら、これもクレプスキュール・テイストのキュートなイイ曲。
Kitsune Maison 2 / V.A.
06年。ファンキーなハードロックをエレクトロ・ディスコ化した笑撃の"Woman (Mstrkrft Remix) / Wolfmother"がとりあえず最高。続く2曲目以降も割りとロックな曲が続くんで、第2弾はこういう路線なのかと思いきや、中盤、アシッドハウスっぽいエレポ・ディスコ"I Wish You Were Gone (Jk Dub) / Joakim"からインダストリアルな"Jupiter Room (Martian Assault Edit) / Digitalism"と続くあたりから一気にフロアユースな展開になって、何だかGigolo Internationalのコンピでも聞いてるような気分に。と思ったらしっかりChristopher Justも登場。スペクタクル映画のサントラをテクノ化したような"Ape X / Adam Sky"、スパイ映画風イントロからニューロマ・ファンクに突入する"Cerebral Tremolo (Brennan Green Edit) / Kaos"とかなかなか面白いけど、やっぱり第1集のようなコンパクトなポップス路線の方が好みではあるかな。