今日聴いたもの

Mein Aur Tu / Amar

94年。全編にタブラやシタールがフィーチャーされたバングラMORアルバム。15歳の少女の歌声が実にキュートで、何と言ってもカレー味のシタールが徐々にスウィートソウル的に聞こえてくる不思議なバカラック・カヴァー"Tu Gaya Pardes (Make It Easy On Youraself) "が秀逸。他はホイットニー・ヒューストンの映画主題歌カヴァーやトラッドなメロディーのバラードなど、全体にコンサバな楽曲が多いんだけど、ハウスなリズムにチープなシンセが味わい深いバングラ歌謡"Too Shayar Hai (Dance Mix) "や、ボリウッドな男女デュオ・スタイルのパーカッシヴなヒンディ歌謡"Milne Aajana"なんかは、なかなか。

Mansion　House / V.A.

06年。イタリアの1st Grooveレーベルの音源を中心に編集された日本編集のハウス・コンピ。大邸宅（MANSION HOUSE）型ハウス・ミュージックというコンセプトなのだそう。どこかランバダみたいな雰囲気の"Colombia Juicy Fruit / Colombia"やバングラ・エレクトロ風な"Diga (S-Cream Remix) / Jim Porto"といった曲が並ぶ序盤はなんだか掴みどころがないんだけど、80年代ユーロビートっぽい"Colours Of The Music (Out Music Power House Remix) / Criss D&Debbie"あたりから段々キラキラしてきて、キュートでアンニュイな女性ヴォーカルをフィーチャーした楽園系ブラジリアン・ディスコ・ハウス"Agua (Fluid Of Life) / Tempo Rei"で一気に視界が開けて来る感じ。以降はキャッチーなディスコ・ハウスの連続で、特にお気に入りは、同じくTempo Reiのサウダージ・フィルター・ディスコ"Um Samba"、ヒップホップっぽいパーティ・ディスコ・ハウス"Make No Mistake (...To The Disco) / Southside Connection"。