今日聴いたもの

A Way Of Life / Family Dogg
英国の男女混合ハーモニー・ポップ・グループの69年作。とりあえず1曲目の"Julie’s Just Gone"にビックリ。このキラメキ・トゥモローでサニービートな雰囲気は、ほとんど80年代のネオアコースティックみたい。ちょっとヘタウマなヴォーカルがまた実にUKインディっぽくて。2曲目以降は、ほのぼのとしたカントリー・テイストのフォークロックやウォーカー・ブラザーズなんかを思わせる重厚なショービズMORが中心で、ちょっと大仰なアレンジがトゥーマッチに感じる瞬間も多いんだけど、何曲かおきにナレーションが入るコンセプト・アルバム的な作りとか、凝ったアレンジのソフトロック曲"Pattern People"やファズが炸裂するシアトリカルなハーモニー・ポップ"Save The Life Of My Child"と言った曲の英国的な屈折感は結構好きな感じ。あと、シングル曲が11曲も追加収録されてて、中では切なくて暖かいイージーリスニング演奏に子供のナレーションが乗る"Family Dogg"、ヴォードビル調のスウィンギン・フォークロック"Throw It Away"がかなりお気に入り。