今日聴いたもの

Never Never Land / Pink Fairies
71年1st。ファズが唸るハード・ドライヴィンな覚醒ロックンロール"Do It!"で始まるけど、この曲にこんなトラッドフォーキーなイントロがくっついてたとは知らなかった。ビートルズの"サムシング"風メロディーのメロウなヘヴィ・サイケ"Heavenly Man"、サンタナっぽい哀愁ブルースロック"War Girl"、快適テンポのハーモニー・フォークロック"Never Never Land"、ゴスペル・ロック風バラードがモータウンっぽいビートの軽快ロックンロール化する"Track One, Side Two"と、意外とポップで多彩な構成のアルバムで、終盤は"Teenage Rebel"に"Uncle Harry's Last Freakout"と、"Do It!"系ロックンロール2連発で締め。でも"Uncle Harry's Last Freakout"はボーナス・トラックのインストヴァージョンの方がはるかにトベる。あと、同じくボーナストラックの高速ロックンロール"Snake"も異様にカッコイイ。
Kings Of Oblivion / Pink Fairies
73年3rd。UKアンダーグラウンドな雰囲気から一転、こちらはカラッと爽快なハード・ロック〜グリッター・ロック路線に。パンクロックに通じるキャッチーなロックンロール"City Kids"から、80年代のバッドボーイズ・ロックとテレビジョンが出会ったような"Wish I Was A Girl"、何故かキャンパー・ヴァン・ベートーベンを思い出したペイズリー・アンダーグラウンド風味の"When's The Fun Begin?"と続く前半の3曲に、スポーティーなハードロック・インスト"Raceaway"など、結構新しい感覚を感じるアルバム。