今日聴いたもの

The Entertainers / The Entertainers
P-VineのGroove-Diggers再発シリーズ。83年のブルー・アイド・ソウルAOR盤。ちょいビリー・ジョエル似の伸びやかなリード・ヴォーカルにソウル・グループ風の爽快なコーラスが絡む、カラッとした空気感が気持ち良いシー・ブリージンな快適AORがズラリ。何だかやたらとイイ曲ばかりだと思ったら、大半がカヴァーの模様で、でも、どの曲も独自の爽快AORスタイルに消化されてるんで、コンセプトの一貫した、しかも曲の水準の高い完成されたアルバムという印象。特にお気に入りは、このグループのイイ所が凝縮されたような冒頭の陽性ハーモニーAOR"Hot On A Thang"と、メロウな曲調と華やかなコーラスの対比が鮮やかなウォーキングテンポ・ソウル"In This Moment"。
Nighttime Lovers Vol.5 / V.A.
Vinyl Masterpieceの80年代ディスコ/ソウル・コンピシリーズの第5弾。ソフトな女性ヴォーカル&コーラス物を中心に、全編、エレクトロなキラキラ・マシナリー・ディスコの嵐で、ハードエッジでありつつメロウな、この時期ならではの雰囲気を満喫。ムーグっぽいシンセがキュートな"She Can't Love You / Chemise"、ワンコードから美メロになだれ込む展開にグッとくる"Your Personal Touch / Evelyn Champagne King"、ハンド・クラッピンなパーカッションが気持ち良いマシナリー・メロウ・ディスコ"Are You Free Tonight / September"、ハウシーなピアノがクールな"Can't Get Away (From Your Love) / Carol Williams"と、聞いてるうちに脳内でミラーボールがクルクル回りはじめる美麗トラック多数。ベスト・トラックは80'sブギーなシンセ・ファンクからエレポ・ディスコへの展開が鮮やかな"Don't Turn Your Back On Love / Freddie James"と、歌謡曲テイストでちょっと怪しい雰囲気の"S&M (Sexy Music) / De De"。