今日聴いたもの

Viva Fania From Free Soul / V.A.
72年。試聴機で聞いて、冒頭のあまりにキラーなフリーソウル連発ぶりにヤラれて購入。タイトゥンアップ系の爽快ノーザン・ソウル"Never Learned To Dance / The Harvey Averne Dozen"から、ブレイクビーツ風の疾走ビート上でエキゾティックなホーンと清涼オルガンが絡む"Happy Soul With A Hook / Dave Cortez With The Moon People"、そしてニューソウルっぽいハードボイルド・ラテン・ソウル"A Change Had Better Come / The Alexander Review"と続く流れは本当にヒップでグルーヴィー。聞き進めるにつれ、猥雑なブーガルー・ソウルに下世話で官能的なサルサなど、個人的にイメージするファニアらしさが徐々に全開になってくるんだけど、ヴァイブがメロウな清涼クロスオーヴァー・ファンク"Iifinite Love / Tito Puente"やジャズサンバ・ミーツ・ラテンな"Gotta Do My Number / The Harvey Averne Dozen"といったスタイリッシュな曲が要所要所に挿入されて、決して暑苦しくはならないのが、さすがにサバービア。あまりフリーソウル的な曲ではないけど爽快で切ない歌謡サルサの"Carino / Orquesta Inmensidad"がかなり新鮮で、これが一番のお気に入りかも。