今日聴いたもの

Brilliance / Atlantic Starr
VINYL MASTERPIECE再発。82年。一貫してエレガントなテイストが素敵な80'sディスコ・ソウル名盤。女1人、男2人でリード・ヴォーカルを分け合ってて、それぞれ味わいがあるんだけど、80'sエレクトロなフィメール・ディスコ"Love me Down"をはじめ、不朽のダンス・クラシックス"Circles"にAOR系メロウ・グルーヴ"You're The One"と、やはりSharonがヴォーカルの3曲が最高。Davidが歌う曲では繊細な猫なでヴォーカルがデリケートなメロディーに思い切りハマってるAORディスコ"Perfect Love"が、Wayneが歌う曲ではサビの混声コーラスが切ないブラコン・バラード"Your Love Finally Ran Out"がそれぞれお気に入り。
Hot 'n' Sassy / Magic Lady
これもVINYL MASTERPIECE再発で、女性3人組ヴォーカル&インストゥルメンタル・グループの82年作。エイティーズ・テイストのシンセ・ファンクを中心にしたアッパーなディスコ・アルバムだけど、これも、柔らかい女声ハーモニーが気持ち良いミディアム"Give It Up"や陽だまりグルーヴな"Hold Tight"といったAOR寄りメロウ・トラックでのキラメキ具合に惹かれる。
TV Soundtrack - O Rebu / V.A.
ドカっと再発されたSom LivreのTVサントラを2枚ほど。これは74年の盤で、「ハレクレシュナー」のフレーズがユーモラスなMPBロック"Como Vovó Já Dizia"を歌ってるRaul Seixasがほぼ全曲を手がけた1枚。サンバ/MPBを中心にカントリー・ポップ風からヨーロピアン、ファンクまでいろいろやってるけど、ちょっとノベルティーなMPBロック路線がやはり印象的で、中でも珍妙な展開と素っ頓狂な歌声がちょっとサヌリムを想起させるハードロック歌謡"Um Som Para Laio - Raul Seixas"が最高。いかにも70年代劇伴風の疾走クロスオーヴァーがフレンチなワルツに変わる"O Rebu"にムーグ入りのファニーなジャズ・ファンク"Senha"など、インスト曲でも独自のユーモアセンスを発揮。
TV Soundtrack - Minha Doce Namorada / V.A.
71年。これもSom LivreのTVサントラ。美メロ&ハーモニーのブラジリアン歌謡"O Que Houve / O Som Livre"から、リズム・アレンジがカッコイイ男性ヴォーカル物"Dez Pras Seis / Nonato Buzar"、陽性サウンドに切ないメロディーが乗る"Voce Abusou / Maria Creuza"と続く冒頭3曲でノックアウト。全編多彩なソフトロック系楽曲で構成された1枚で、特にキューティ・ヴォイス炸裂のソフト・ボサの"Tudo Muito Azul / Angela Valle"と"Tia Miquita / Marilia Barbosa"にヤラれる。ワルツ・テンポのスキャット曲"Relax / Ilka Soares"、切なく力強い男声MPB"Instantaneo / Luiz Carlos"、出だしのメロディーがキャッチーなノベルティ・サンバ歌謡"Sex Appeal / Marilia Pera"なんかもお気に入り。