今日聴いたもの

L.A. Will Make You Pay / Burton Inc.
P-VineのGroove Diggersシリーズ再発盤。ちょっとディープな女性シンガーを擁して、アッパーなファンク・ディスコとメロウなスロー〜ミディアムを交互に聞かせる、オクラホマのボーカル&インスト・グループのアルバム。いなたいローカル・ファンク・バンド的な側面と洗練されたクロスオーヴァー志向が同居した雰囲気がなかなか。タイトル曲や"Why Don't You Let Me Know"みたいな、ダイナミックなホーン・ディスコにピュンピュン・シンセが飛び交うタイプの曲がやはりインパクトがあるけど、他に、爽快な上昇気流系ダンサー"You Know I Love You"、流麗ピアノに絡むブルージーなギターが切ないスローテンポのジャジー・ソウル"Sincerely Yours"、ドゥワップ的な甘い男声ハーモニーが素敵なAORソウル"Who You Gonna Get"なんかもイイ感じ。
Give Me Your Love / The Sisters Love
女性4人組ソウル・コーラス・グループの、67年から73年にかけてのモータウンA&M音源をコンパイルしたSoul Jazz編集盤。こちらはちょっとディープ、どころではない激烈ヴォーカルが炸裂してて、ノーザン系の軽やかな楽曲やガール・グループっぽいキャッチーなコーラス・ワークとのギャップが凄まじい。お洒落なフルート入りラテン・ソウル"My Love Is Yours"、粘っこいガレージ・ファンク上でお洒落なコーラスが弾ける"Now Is The Time"、60'sガール・グループっぽいガレージ・ノーザン"Forget It I Got It"、「太陽にほえろ」みたいなワウ・ギターがイカすドラマティックなソウル・ファンク"Rise"、爽快な疾走ゴスペル・ノーザン"I'm Learning To Trust My Man"など、強力なデスパレイト・ソウル揃いで最高。カーティス・メイフィールドをカヴァーしたニュー・ソウルなラテン・ファンク"Give Me Your Love"もちろん収録。