今日聴いたもの

音椿 〜the greatest hits of SHISEIDO〜 紅盤 / V.A.
70年代から00年代にかけての資生堂のTV-CMソングを集めたコンピのSONY音源編。叙情派フォークの"揺れるまなざし / 小椋桂"からヴィジュアル系ヴォーカルが既に懐かしさを感じさせる"NEO UNIVERSE / L'Arc - en - Ciel"まで、時系列に並べられた17曲を一気に聞いてると日本ポップスの変遷を駆け足で辿っているような気分に。
しっとりしたAORバラード系なイメージを持ってた"時間よ止まれ / 矢沢永吉"がミッドテンポのメロウ・グルーヴでかなり格好良かったり、"め組のひと / ラッツ&スター"がダンスクラシックっぽいリズム・トラックだったりと、いろいろ再発見。松田聖子の初期シングル"風は秋色"もほとんど耳にする機会がないけど、こうして聞くと頭サビの構成で珍しく失速感を感じさせない名曲。
時々聞き返すお馴染みの曲ではあるけど"A面で恋をして / ナイアガラ トライアングル"のすさまじい音圧はさすがに圧倒的な存在感。はじめてまともに聞いた気がするドリカムは、歌はやはり苦手だけど、粘っこいファンキー・リズムは意外にカッコイイ。
音椿 〜the greatest hits of SHISEIDO〜 白盤 / V.A.
軽妙なカントリーロック"オレンジ村から春へ / りりィ"ではじまり、菅野よう子作のアヴァンなビッグバンド・ジャズ歌謡"流し目プレイ☆ / 小林 桂"で終わるこちらは東芝EMI編。ソフト&メロウなCTI風ボサ歌謡"マイピュアレディ / 尾崎亜美"、歯切れ良いブラスとアコギのカッティングが気持ち良いラテンロック歌謡"サクセス / ダウン・タウン・ブギウギ・バンド"とか久しぶりに聞いたけどやっぱりイイなあ。
タイプは違うけどどちらもキャッチーなメロディーとコトバだけで出来たような"Woman “Wの悲劇”より / 薬師丸ひろ子"と"メトロポリスの片隅で / 松任谷由実"も当時かなり好きだった曲。こちらにも登場の"裸足の季節 / 松田聖子"は、これも久々の再会だけど随分ファンキーなクロスオーヴァー系シティポップで意外。完成されてないヴォーカル・スタイルは松本隆と組んでた頃とはまるで別人みたい。"蜃気楼 / クリスタルキング"のクリムゾンの1stと2nd並みに見事な"大都会"の換骨奪胎振りが素晴らしい。
90年以降の曲もゴキゲンなノベルティ・ロックンロール"コマソンNo.1 / ウルフルズ"、筒美京平作のグラマラスなポップナンバー"TOKYO FANTASIA / 山下久美子"などキャッチーな曲揃い。