今日聴いたもの

You in Reverse / Built To Spill
06年。ラウドで骨太、それでいて浮遊感のあるバンド・アンサンブルが相変わらず気持ちイイ。泣きが入ったメランコリックなメロディーも健在で、ゆったりしたテンポで徐々に高揚していく"Gone"に"Just a Habit"といった、まさにこのバンドに期待してる通りのタイプの楽曲の他、ちょっと下世話な哀愁フォーク・ロック"Traces"、ノイジーで甘酸っぱいギターリフが最高な疾走パワーポップ"Conventional Wisdom"、エレクトリック・トラッドっぽくもある"Wherever You Go"、オリエンタルなフレーズを散りばめてドラマティックに展開するプログレ的な"Mess With Time"など。ベストトラックはやはりジャーマン・サイケ的な覚醒ビートが最高な冒頭の疾走ロック"Goin' Against Your Mind"。
Waltz for Koop / Koop
02年。最近新作が出たスウェーデンの男女二人組クラブ・ジャズ・ユニットの前作をやっと入手。生楽器のジャズ・コンボ演奏にさりげなくエディットを施した感じのアレンジ・センスが絶妙。流麗ストリングス入りのドリーミーなアレンジのワルツ・ジャズ"Waltz For Koop"を以前聞いてイイなあと思ってたんだけど、改めて聞いても相当素晴らしい。素敵なウィスパリング・ヴォイス。テクニカラーオーケストレーションと涼しいヴァイブをフィーチャーしたアップテンポなラテン・ジャズ"Summer Sun"やエコーの効いたブラシの音が格好良いモーダルなスキャット・ナンバー"Bright Nights"あたりもかなりのお気に入り。