今日聴いたもの

Rainbow Team / Rainbow Team
紅一点の白人女性ヴォーカルを擁した5人組イタリアン・ディスコ・グループの80年1st。シックっぽいシャカシャカしたギター・カッティングが曲を引っ張るダンス・クラシックス系ディスコ連発の前半は、出会い頭のキューティー・ヴォイスと切ないメロディにガツンとヤラれる1曲目"Dreaming"やサビの転調がキャッチーな"Tell me"が最高。ストリングスやホーン代わりのシンセがチープだけどメロウな独特な味わいを醸し出してて、ある意味ミニマルなギターやあんまり黒くないキュートなヴォーカルとあいまって、ポスト・パンク的なストイックさを感じたり。後半は、シャッフル・ビートのガーリー・ソウル” You are beautiful”や2ndに通じる歯切れ良いホーンをフィーチャーしたアーバンな美メロ歌謡ディスコ"Get down"、SSW的なピアノ・バラード曲"Around me"とバラエティに富んだ構成。おそらくシングル曲のエレピ入りメロウ・ディスコ"We Will Meet Again"を追加したVinyl Masterpiece再発盤。
A Song For You / Rainbow Team
こちらもVinyl Masterpiece再発の82年2nd。ストリングスやホーンが大々的に導入されて、前作に比べてグッとゴージャスな音作り。相変わらずキュートなヴォーカルとスウィートなコーラス・ワークの絡みもより巧妙になって、ダンス・チューンはよりソフィスティケトされて、スロー系はよりメロウに。フィリーなストリングス入りダンスクラシック"Bite The Apple"をはじめ、"Hope He Wants"や"Let' Em Be"といった洒脱なコーラスワークにヤラれるノスタルジック系アーバン・ディスコ、歯切れ良いギターとホーンの絡みが最高に気持ちイイ"Please Let's Go"といったキラメキ・ディスコと、すぐに終わってしまうのが惜しいインタールード的なタイトル曲や哀愁サックス入りの"Just For You"などのキューティーAORと。珍しく硬質エレクトロな"Stay"を追加収録。