今日聴いたもの

Summer Rain / Michael Monroe
80年1st。"ビタースウィート・アメリカ"シリーズ紙ジャケ再発。パーソナルなSSWテイストとクロスオーヴァーなセンスが同居したフォーキーAORで、ちょっとコステロとかジョー・ジャクソンなんかを思い出す、鼻にかかった独特のヴォーカル・スタイル。"Over Love"や"Learning the Ways"、"Why Don't You Cry?"といったジャジー路線や、クロスオーヴァーど真ん中な"Show Her How You Feel"といったクールでスタイリッシュな曲から、"I Sing Your Songs"、"Stringman"、"Daddy Come Dance"といった胸にしみるメランコリックな曲まで、ソフィスティケトされた多彩な楽曲群はどれも魅力的。
Jamaica To Toronto - Soul, Funk & Reggae 1967-1974 / Various Artists
トロントのジャマイカン達が制作したソウルやファンクを中心に、時々アクセント的にレゲエを挿入した選曲で、全編を通じてとにかく埃っぽくてディープな音源が満載の熱い内容。きらびやかなストリングス・アレンジが粋な疾走ノーザン"If This Is Love ( I'd Rather Be Lonely ) / Eddie Spencer"、サイケなニュー・ソウル・ファンクに清涼オルガンがやけにハマる"Grand Funk / Jackie Mittoo"(この人のハズれなさは驚異的)、オルガンとリズム・ボックスの簡素なアレンジがクールなテンプス・カヴァー"I Wish It Would Rain / Cougars"、集団ヴォーカルのグルーヴィーなファンキー・ロック"Love Is The Answer / Ram"、ダイナミックなサビの展開にシビれるテンプス風サイケ・ファンク"Mr.Fortune / The Hitch Hikers Feat.The Mighty Pope"といったあたりはかなり最高。LIGHT IN THE ATTIC編集。