今日聴いたもの

Young Hawaiians / Young Hawaiians
69年。「フレスカ・ハワイ」というハワイアン・ポップス再発シリーズの1枚。アメリカのポピュラー・コーラス・グループにハワイアン・スウィング・テイストを加えた感じ。大々的にフィーチャーされてるドスの利いた低音クルーナーの男性ヴォーカルがちょっと苦手で、インスト・コーラス物や女性ヴォーカル曲につい耳がいってしまう。キューティーガールポップ風に始まり4ビートに展開する"An Occasional Man"や楽園的なユルさがあまりに気持ち良くてずっと聞いていたくなるインスト"Off Shore"と"Hawaii,Pearls Of The Sea"の3曲がかなりイイ。
Love Means Everything / Touch Of Class
76年のアルバムから1曲削って、シングル曲を追加したP-VINE再発盤。快適テンポの流麗ソウルに爽快なダンサー、メロウなスローまで美メロなハーモニー・ソウルが満載の、なかなかに高水準なフィリー盤。ディスコなギター・カッティングと流れるようなハーモニーが気持良い"One Half As Much"、パパパ・コーラスとムーグが絡むオープニングからヤラれる多幸感に満ちたハーモニー・ディスコ"I Just Can't Say Goodbye"、演奏とハーモニーが織り成す音の壁からスッと抜け出てくるヴァイブ・ソロが最高な"Anything"と続く終盤の流れとか最高。
冒頭に収録されてるシングル曲はフィリーな路線からは外れてる感じだけど、ポップスとしての魅力はアルバム曲以上で、ソフトロックやハーモニー・ポップ・ファンの心をもわし掴みにしてしまいそうな明るく切ないノスタルジック・メロが炸裂するサニーサイド・ダンサー"Love Means Everything"にちょっとエキゾティックなメロデイーがキャッチーな哀愁歌謡ディスコ"I Said It Before "とどちらも素晴らしい。
それにしても、シングル曲を入れてもトータルで40分くらいしかないのに、なぜあえて1曲削ってるのか謎。