今日聴いたもの

Denne & Gold / Denne & Gold
78年。英国のソウル系グループのソングライティング仕事で知られる二人組の自作自演アルバム。全編にファンキーなリズム・センスやソウル・フレイヴァーを散りばめつつ、ハイトーンのヴォーカル&ハーモニーで聞かせる爽快なMORロック。ボサっぽいアコギのカッティングにアープシンセが絡む"It Hurts to Watch a Good Thing Die"や、サビにいくまでのデリケートなメロディに胸締め付けられる"Don't Go Away (And Take Your Love Out of Town) "といったメロウAOR路線から、ブラス入りファンキー・ロック"We've Got It Jumpin' Now"やフィリーなストリングス入りの清涼アップ・ダンサー"Why Do We Hurt Each Other"まで、さすがに多彩なイイ曲揃い。
Greatest Hits / Bucks Fizz
男性二人女性二人グループの81年から85年にかけてのシングル曲を収録したCAMDEN盤ベスト。ちょっとミュージカルっぽい分厚い混声コーラスが特徴的なバブルガム・エレポップ/ディスコ。ノスタルジックなメロディーのグラマラス・ポップ"Piece of the Action"、甘いコーラスのイントロからアコギ・カッティングに突入するイントロが気持ちイイ爽やかダンス・ロック"My Camera Never Liesなどカラっとポップな初期の楽曲群が楽しい。シングルを重ねるにつれハードエッジなダンスビートを強調したマイナー系楽曲が増えてきて、アルバム終盤はワイルドな男性ヴォーカルをフィーチャーした産業ハード路線に。