今日聴いたもの

Blues for Elvis / Albert King
エルヴィス・プレスリーのヒット曲ばかりをカヴァーした72年のアルバム「Albert King Does the King's Things」の再発盤。お馴染みのあの曲この曲がファンキーなR&Bブルースに。エルヴィスの曲って意外にブルージーなヴォーカル&ギターと相性が良いクールなメロディの曲が多いことを再発見。R&B歌謡っぽいゴーゴー・ブルース"That's All Right"に"Blue Suede Shoes"、スウィングするビッグバンド演奏にブルージーなギターが絡む"All Shook Up"、つんのめるようなドラミングが最高な"Jailhouse Rock"、グルーヴィーなR&Bビートが意外にハマる"Don't Be Cruel"(ベースがメチャクチャ格好良い)など。
La Nueva Onda Del Brasil / Luiz Eca Y La Familia Sagrada
70年録音アルバムのVampisoul再発盤。基本的には洗練された男女コーラスをフィーチャーしたジャズ・サンバでラテンなソフト・ロックなんだけど、どこか狂った過剰なアレンジや音響が印象的。トロピカリア・サイケ化したセルメン&ブラジル'66というか。プログレな長尺曲"Homen Da Sucursal / Barravento"をはじめ、イントロからは想像がつかない展開を見せる曲がほとんどで、不協和音なアレンジが格好良いフリージャズ・サンバ"Juliana"、テンポが一定しない奇妙なラテン・ソフトロック"La Vamos Nos"、昭和40年代テイストのサイケなスキャット・グルーヴ"Sequestro"、エリス・レジーナが歌っていたグルーヴィー名曲のサルサ調カヴァー"Se Voce Pensa"、サイケなセルメンという言葉がぴったりな"Pais Tropical"に"Sa Marina"、フォーキーなローファイ・サンバ"Please Garcon"など、一筋縄ではいかないんだけどキャッチーな曲が満載。