今日聴いたもの

ヨーロッパのブルー・コメッツ+アメリカのブルー・コメッツ / ブルー・コメッツ
68年発表の2枚のアルバムをカップリングしたQ盤再発。ヨーロッパとアメリカの各所を題材にした諸国めぐり的なコンセプト・アルバムで、"ブルーシャトウ"路線の哀愁GSやカレッジフォークっぽい楽曲を中心に、バラエティに富んだ多彩なアレンジが楽しい。時々ファズ・ギター炸裂のビートナンバーとかやけにヒップな曲も含まれてて、特にサックスがフリーキーにいななくオリエンタル・サイケ・グルーヴ"越天楽"、ヘヴィーなニューロックサウンドに牧歌的なメロディーが乗る"ラブ 〜 ライト・ショウ"とか相当に強烈。他にもマカロニ・ウエスタンっぽい哀愁ビート・ナンバー""、タイトルが最高な疾走ビート歌謡"ロンドン慕情"、トビ系ガレージ歌謡な"サイケデリック・マン"、バイク音をフィーチャーしたクールなラテン・ラウンジ"ルート66"、ドメステイックなソフトロック歌謡"ニューヨークの子守歌"、ダウナーなガレージ・グルーヴ歌謡"カーネギー・ホールの青い鳥"など、やはり井上忠夫三原綱木のセンスが光ってる感じ。