今日聴いたもの

Hugh Brodie And The Real Thing / Hugh Brodie And The Real Thing
75年。アーシーでぶっといブロウを聞かせるサックス奏者のリーダー・アルバム。ジャズ・ファンクからアフロなスピリチャル・チャント、ストレートな4ビート・ジャズまで、随分バラエティに富んだ内容。何といっても、スムースな女性ヴォーカルをフィーチャーした爽快メロウ・グルーヴ"Since My Baby (Left Me Standing Alone)"にヤラれる。何度も聞いてるうちにジワジワくるのはオーソドックスなジャズ・バラード"Down Lonely Roads"。ちょっとアブストラクトな感覚を忍ばせたグルーヴィー・ジャズ・ファンク"The Get Down Song"もカッコイイ。P-Vine再発。
Bush Brothers and Space Rangers / Oneness OF Juju
77年録音の未発表アルバムにボーナス・トラックを追加したP-Vine再発盤。爽快でメロウなミディアム・フィメール・ソウル"Breezin'"をはじめ、アフリカン・チャントにジャズ・コーラス的な技巧が加わった"African Rhythms"、スライっぽいサイケ&メロウなファンク・ソウル"Plastic (Is Easy To See Thru)"、チンピラ・ムードのアフロ・ラテン・ジャズ"Rhythms Timelessness"など、キャッチーで面白い曲が揃った傑作。全体的にコーラス・ワークに凝った曲が多くて、あとベースの音色がすごく気持ちイイ。ボーナス・トラックも、ヴァイブの音色と風の音のSEがミステリアスなラテン・メロウ・グルーヴ"West Wind "、さりげないリズム・チェンジの連続がスリリングなスピリチュアル・ワルツ・ジャズ"All Blues"、アシッド・ジャズっぽい疾走コーラス・ナンバー"The Stuff To Make You Move"と粒揃い。