今日聴いたもの

As You Will / Lambert & Nuttycombe
73年2nd。カントリー・フレイヴァー漂うサウンドやハーモニーの質感など西海岸っぽい印象で、さらにド派手なストリングスがフィーチャーされた曲やパワフルなR&Bロック・ナンバーまで登場して、かなりメリハリのある音楽性に。とはいえ、甘いメロディーとハーモニーにメロウなギターとウッドベースが気持ちイイ"Lovers And Friends"、歯切れの良いアコギのストロークにメロウなギターが絡むプレAOR的な"Oh My Darling"、ハープが切ない流麗オーケストレイテッド・フォーク"2 Or 3 Maybe 4"など、デリケートでフワフワした持ち味も相変わらず健在。エレピなスライド・ギターが絡むメロウなブルース・ロック"Nickle-Dime"も不思議な味わいで妙にお気に入り。
It's Just A Lifetime / Craig Nuttycombe
78年1stソロ・アルバム。ロンドン録音。アフリカンなレゲエや粘っこいファンキー・ロック、ブルージーなゴスペル・ロックなど、上記「As You Will」以上にバラエティが増してるけど、やはりソフィステケイトされたメロウなフォーク・ロック路線に強く惹かれる。フュージョン的なサックスをフィーチャーしたメロウなラテン・フォーキー・サウンドに抑制の効いたデリケートなメロディが乗る"Rainy Eyes"はじめ、穏やかな陽光のようなメロディのこれもメロウなラテン・フォーキー"It's Much Easier"、ちょっとボッサなテイストの"Sunshine"、ランバート&ナッティカム時代を髣髴とさせる爪弾き系メロウ・フォーク"Sunny Carmel Valley Day"など、どれもAORな時代の空気をうまく自分の音楽性に吸収したイイ曲。