今日聴いたもの

The Perfect Beats Vol.1 -new york electro hip-hop + underground dance classics 1980-1985 / Various Artists
いわゆるガラージ、ロフト・クラシック系の編集盤。アフリカ・バンバータの"Planet Rock"やプラネット・パトロールのシンクロナイズド・ラヴィンな"Play At Your Own Risk"、ベイブ・ルースをカヴァーしたジェリービーンの"The Mexican "、イエローのファニーなエレポップ"Bostich"などエレクトロ・ファンクやニューウェイヴ・ファンクのお馴染み定番曲が大半を占めてるけど、終盤は結構知らない曲が。シンセがピュン・ピュン鳴るディスコティークなハーモニー・ロック"A Little Bit Of Jazz / Nick Straker Band"に初期ハウスとニューウェイヴが合体したような"Dirty Talk / Klein + M.B.O."のイタロ・ディスコ2曲に、エレクトロ・メロウなAORディスコ"Starchild / Level 42"(オルガンが気持ちイイ)やダビーなニューウェイヴ・ファンク"Love Money / T.W. Funkmasters"とかどれもカッコイイ。
Meme en hiver comme un pinson dans l'eau / L'ensemble Raye
スイスのレコメン・バンドの「冬にも/水を得た鳥のように」という不思議なタイトルが付いた90年1st。優雅で上品な室内楽演奏やオールドタイミーなアコーステック音楽を、電子ノイズや変拍子など、アヴァンなセンスで加工したノスタルジックなチェンバー・ロック。短い曲が多いけど、どれも曲想が途中で微妙に変化するんで、実際の曲数以上にいろんな曲を聴いたような聴後感。"メンフィス・テネシー"を室内楽にしたような"Elle Court, La Bassecour"やキュートで不穏なアヴァン・アコースティック・スウィング"Renouveau Horloger"、コラージュ的な展開の"Discours du Colonel"といった曲が特に印象的。"Square au Printemps"や"Valse"みたいなエキゾティックなムードも捨てがたい。