今日聴いたもの

Silent Alarm / Bloc Party
05年。ニューウェイヴ・リヴァイバル系バンド。曲やヴォーカル、ギターはいかにもキュアーあたりの80年代ネオサイケっぽいんだけど、そんな楽曲を支えるリズム隊は今時のバンドらしく一貫してダンサブル。特にドタバタ暴れながらグルーヴを生み出すドラムがやたらとカッコ良くて、このドラムがこのバンドの魅力のすべてと言い切ってしまいたいくらい。なんで、レゲエっぽいブレイクが決まってる"Like Eating Glass"をはじめ、奇妙なコーラスが印象的な"Helicopter"、アシッド・シンセ入りの疾走NWファンク"Positive Tension"と続く冒頭3曲とか、モーターヘッド系突進ビートの"Luno"といったドラムが弾けてる曲に強く惹かれる。
Chaos and Creation in the Backyard / Paul McCartney
05年。これまで、アルバムにひっそり収録されてたようなメロディアスな小品ばかりで構成された1枚。もうどこを切ってもマッカートニー印のメロディー流れ出てくる感じで、当分マッカートニー系のポップソングは聞かなくてもいいやって気分。お気に入りは美メロ・フォーキーな"Too Much Rain"、メランコリックなラテン・フォーク"A Certain Softness"、ストリングス入りのロマンティック・ピアノ・バラード"This Never Happened Before"(出だしのメロディが泣ける)など。ただ、シークレット・トラックの不思議なインストを聞くと、やっぱりこういうのがあってこそのマッカートニーだとは思うけど。