今日聴いたもの

La La La Latin Disco / Various Artists

97年Avex Trax編集。"マカレナ"で始まり"恋のチキ・チキ"で終わる、ラテンやサンバ・リズムを使用したダンストラック・コンピ。小洒落たクロスオーヴァーなんてまるで関係ない感じの、ひたすらアッパーで下世話な選曲。激烈なバトゥカーダ・ビートに美メロ・コーラスが映える"Esta E La Vida / El Cubano"、ロボット・ヴォイス入りのサンバなジュリアナ・テクノ"El Tren / Dj Nero"、叩きつけるようなピアノが気持ち良い"Be My Baby / Cappella"、サルサっぽい女性ポップス"Bahia (Todos Cantares) / Th Express"とか。なぜか紛れ込んでるNuyorican Soulのお洒落なブラジリアン・ジャズ・ハウスは、カッコイイんだけど、ちょっと浮いてる。終盤、"Europa / Bingo"、"El Bimbo ! / Simba Saloon"、"Cafe / west 87"と続く70年代ディスコ・ヒットのカヴァー連発な和製トラック群はかなりご機嫌。

The Dirty South - Raw & Uncut Soundtrack / Various Artists

01年。ケツのドアップ・ジャケから察するに、おそらくマイアミ産ヒップホップで構成された編集盤。シンセサイズド・サウンドに早口ラップが乗るスタイルは、ジャマイカのダンスホールに通じる世界。ナスティーな男声コーラスが味わい深い"Dirty South / Unda Presha"、オケ・ヒットっぽいリズム・トラックが格好良いエレクトロ作"Freak Emotion / Luke featuring No Good But So Good/Sunni Black"、メロウなピアノ・フレーズに哀愁のローライダー感が漂う"Ain't Got No Money / Sciryl featuring No Good But So Good"、アッパーな疾走チューン"Dat's Right / DJ Uncle Al"、悩ましいのか不気味なのかよく分からないフィメール・ヴォイス入りのジャジー・ラップ"Southern Exposure / Big Win The Jugganaut"あたりがお気に入り。