今日聴いたもの

Group 87 / Group 87
ザッパ関係者が中心のグループの80年作。プログレっぽいジャケの雰囲気とか"Future Of The City"といった曲名に惹かれて買ったけど、ハードロック寄りフュージョンとしみじみしたニューエイジ・ミュージックが同居した音楽性は個人的にはちょっとキツかった。鉄壁のアンサンブルから浮いてるチープなシンセや時々聞けるカンタベリーなフレーズなんかは嫌いじゃないんだけど・・・。One Way再発盤。
Solo In Soho / Philip Lynott
80年のソロ作。時代柄を反映してか、シン・リジィの音楽をニューウェイヴィーに展開してる感じで、ちょっと軽めのポップ・ロックが中心。さすがのメロディ・メーカー振りを見せつける、ストリングス入り哀愁フォーク・ロック"A Child's Lillaby"、キャッチーなロックンロール"Ode To Black Man"、ラテン・フォーク・ロックの"Jamaican Rum"のほか、ヴォコーダー使用のスペーシー・エレポップ"Yellow Pearl"、トーキングスタイルのヴォーカルが格好良いファンキーなパンク/ニューウェイヴ賛歌"Talk In '79"あたりがお気に入り。
人間の顔 / ヒカシュー
88年。レトロな歌謡曲や童謡風のメロディにシュールな歌詞を乗せて演劇的に歌う、ヒカシューのイメージ通りのニューウェイヴ・ロック。なんだけど、のどかなムードを突き破るようにフリーキーなノーウェイヴ展開を見せる曲が意外に多くて、"ゾウアザラシ"、"何もない男"、"仏の出口"、"でたらめな指"、"シャカ"なんかで聞けるギターやサックスは好きな感じ。ベスト・トラックはキュートな女声コーラス入りチェンバー歌謡"天国を覗きたい"と、ヒネリの利いたアレンジ(間奏が楽しい)のオールディーズ歌謡"さての温もり"。