今日聴いたもの

Cry Babies / Cry Babies
シカゴ、スパイラル・ステアケース、バカラックなどポップス中心のカヴァー選曲やイージーリスニングっぽいオルガンの音色など、ライブラリーな雰囲気のブラジリアン・ファンク/R&Bインスト・アルバム。発売年度は不明だけど、多分70年前後の発売っぽい。音が悪いせいか、ガレージな感触もあって、特にサイケなガレージ・ファンクという感じの唯一の歌モノ"It's My Thing"が最高にカッコイイ。ヒップなゴーゴー・ラテン・ファンク"Caminhos Diabolicos"、"Good Golly Miss Molly"やイージー感覚のオルガン・ビート・インスト"Midnight"もお気に入り。
The Time Has Come / Ann Briggs
71年2nd。「Folk Is Not A Four Letter Word」コンピを聞いて以来無性にフォークな気分なので、買ってずっと聞いてなかったこのアルバムもやっと聞くときが来た感じ。全編ほとんどギターのみのシンプルなバッキングで清涼な歌声を聞かせる英国フィメール・フォークが並んでて、ウッドベースが心地よい爪弾き系メロウ・フォーク"Ride, Ride"や抑制の効いた"Wishing Well"(Bert Jansch)など、ギターの弦が空気を震わせるのが伝わってくるような静謐な音響が「森の妖精」という邦題どおりのフェアリー・ムード。昔Sony Nice Price Lineシリーズで発売された再発CD。