今日聴いたもの

042 / ヨシンバ
99年。アーシーでフォーキー、だけどメロウなソウル感覚が底にある日本語ロック。サニーデイ・サービスみたいと安易に言い切れない、このバンドならではの個性は確かにあって、そこに注目して聞こうとするんだけど、そうするとますますサニーデイはっぴいえんど的な要素が印象に残ってしまう、そんな音楽性。でも、美メロなピアノ・ロック"ラブレター"、ホワッツ・ゴーイン・オンな"くもの糸"、シャッフル・ビートの陽性ポップソング"これを恋と云えましょうか"、歌謡曲っぽいメロウ・ロック"ボクハ蜉蝣"など、全体にイイ曲が多い、かなりのハイクリティ盤。
0 / ZONE
02年。スピード感が気持ち良い哀愁ロック歌謡"証"が気に入ってたんでそういう路線を期待したんだけど、普通に有線で流れていそうなJ-POPにちょっとラウドなギターをフィーチャーした感じの曲が大半。切ないメロディの青春ポップ"夢のカケラ・・・"はイイなと思ったけどコレもシングル曲。両方作曲してる町田紀彦っていう人の名前は覚えておこう。
モールス / 福間未紗
96年。エレクトロとアコースティックが同居したサウンドとちょっとチャイルディッシュな歌声。和製ニューウェイヴな雰囲気で、サビのメロディーがズバ抜けてキャッチーな"押し花"、初期ドラムンベースな疾走トラックに乗ってアコギを掻き鳴らす"マイクロ・チップ"、フランス・ギャルをクールなピアニカ・ジャズ化した"Take 5"がお気に入り。