今日聴いたもの

Big Boss Blues / Jimmy Reed
53年から63年にかけてのヴィー・ジェイ音源ベスト。軽いタッチのリラックスしたシャッフル・ブギーが中心。"I Ain't Got You"、"Ain't That Loving You Baby"、"You Got Me Dizzy"といった50年代前半の曲のブリテッィシュR&Bビートに通じるヒップなムードや、ストーンズがカヴァーした"Honest I Do"や"I Wanna Be Loved"などアコギがリズムを刻むタイプの曲の洒脱さに惹かれる。なんともユルいレイジー・なブギ"Bright Lights Big City"がベスト・トラックかな。
CINEMAPHONIC Electro Soul
多分70年代の米ライブラリー・ミュージック・コンピ。TVドラマやB級映画で流れてそうな、ちょっとチープなクロスオーヴァー・ファンクが18曲。やっぱり全体に薄味な曲が多いのは仕方ないけど、ドタバタしたリズムの疾走ファンク"Hot Buns / Mario Nascimbene"、不協和音アレンジがちょっぴりアブストラクトな"Wailing Wall / Nicholas Ragello"、ザラついたギター・カッティングが格好良いハモンド・ファンク"Dancin' / Walter Murphy"などかなりイイ感じ。タイトルに反してあんまりエレクトロな内容じゃないなあと思って聞いてたら、終盤はヴィンテージなシンセをフィーチャーした曲がいっぱい。シンセ・ベースとパーカッションがクールに絡む"Man Throuh The Day / Michael Colina"、ファニーなムーグ入りラテン・ファンク"Hot Line / Emmanuel Vardi & Lenny Hambro"、フリーキーなシンセと躍動感があるピアノのアンサンブル"Electro Soul / Richard C. Sanders"など。