「タイトル縛り」選曲リスト
タイトルに共通のキーワードを持つ曲を集める、というお題。最初は”Girl”で12曲と考えてたんですが、作ってて飽きそうだったんで止めました。じゃあ”Boy”も入れて男女均等にしようと思って探してみたら、こちらはあまりネタが集まりそうになくて断念。で、結局こんな感じになりました。今回はアマゾンにほとんど画像がなくて、すごく寂しいリストになってしまってます。
1) Street Walkin’ Girl / Pat McGlynn
邦題”テクニカラーの女の子”。ちょっとディスコな感覚もある甘酸っぱいパワー・ポップ。「全国の少年少女を悲しみのどん底に落とし込んでB.C.R.を脱退した」パットのカムバック・シングル”あの娘はアイドル”のB面。77年。
2) City Girl / Jumbo
77年。邦題“恋のシティ・ガール”。能天気な女声コーラスと低音すぎる男ヴォーカルをフィーチャーして、賑やかに展開するドイツ産ディスコ。「オカマ・ダンス本命盤!」だそうです。
3) 初恋少女 / たんぽぽ
81年。野坂昭如の名曲の数々でお馴染みの桜井順作品。歌うのは70年代に活躍した女性フォーク・デュオで、さわやかなメロディとハーモニーに心が洗われます。フルーツ・カルピスのコマーシャル・ソングだったみたいです。
4) Boys Don’t Cry / The Cure
79年。ロバート・スミス率いるUKギター・バンド。陰鬱ネオ・サイケ盤を連発する以前のキャッチーな初期ナンバー。
5) 少年は天使を殺す / ラ・ムー
88年。ダンサブルなブラコン・サウンドに乗ってたどたどしく歌われるシュールで刹那的な歌。まさに80年代的なバブリーに満ちています。
6) Bad Boy / Ray Parker Jr.
82年。レコード屋のバーゲン・コーナーでよくご対面するニヤけたヒゲ面ジャケでお馴染みのギタリスト&シンガー。ガーン、ガーンと弾いてる感じのピアノとメロウなギターの絡みが気持ち良い80’sアーバン・ソウル。
7) ディスコ・ヤンリク / ふたつのさくらンボ
79年。ABC放送「ヤング・リクエスト」というラジオ番組の主題曲。のどかなメロディーに不釣合いな、過剰なシンセ・アレンジがバカバカしくて最高です。多分レコード発売用にリアレンジされたバージョン。というわけで今回の選曲キーワードは「若いうた」でした。キダ・タロー作品。
8) Hey!! Seventeen / The McLean Twins
ヤングな歌ってことで次はこのセブンティーン讃歌を。イギリスの双子モデルに歌わせた和製ディスコ。流麗なフィリー・サウンドと拙い歌のギャップが何とも言えないニセモノっぽさを醸し出していてたまりません。79年。
77年。トリオ時代の隠れた名曲。間奏のストリングスの迫力が凄いです。あとスパイダーズの”ノー・ノー・ボーイ”や”赤いドレスの女の子”も候補でした。
10) School Love / Barry Blue
70年代のMOR系ポップシンガー兼プロデューサー。リンジー・ディ・ポールとの楽曲共作で知られてますね。前回T-Rexの”会ったとたんに一目ぼれ”を選びましたが、今回もまたグラマラスなオールディーズ・リバイバルを1曲。ヤングなセレクトとなればやはり学園モノは欠かせません。74年。
11) ハレンチ学園のテーマ / スキャッツ
そして学園つながりでもう1曲。シロップの松石ゲルがプロデュースした女性コーラス・トリオのアルバム「スキャット・コール」から。モーレツでビューティフルな昭和サウンドの再現ぶりが素晴らしいです。02年。
12) センチメンタル Boys & Girls / ラブ・ポーション
最後は男の子と女の子がタイトルに出てくる曲で終わりたいと思ってましたが、郷ひろみやヘアカット100はなんとなく避けたかった。和田アキ子の”ボーイ・アンド・ガール”とどちらにするか最後まで悩んで、結局、筒美京平のあまりヒットしなかった86年のこの曲に。ちなみに、ラストではないですが佐東由梨の”ロンリー・ガール”も候補にしてました。