今日聴いたもの

Prone / Ned Doheny
78年。最近の紙ジャケ再発ではなく91年のSONYナイス・プライス・ライン・シリーズ。痒いところに手が届くメロディ展開がソフィスティケイトされた歌謡曲という感想も抱かせるソウル寄りAOR。甘い歌声がステキなアレンジに包まれたイイ曲がいっぱいで、傑作「ハード・キャンディ」に劣らないハイ・クオリティな1枚。アコギのカッティングと流麗ストリングス、そしてドリーミーなメロディの"Guess Who's Looking For Love Again"、メチャクチャ甘いスロー・ジャム"The Devil In You"、快適テンポに切ないメロディが映えるソウルAOR"Funky Love"と続く中盤の展開が最高。
Space Shanty / Khan
これも何年か前の紙ジャケではなく89年の再発CD。スティーヴ・ヒレッジとデイヴ・スチュアートの組み合わせが悪いはずがなく、そのうち聞こうと思っているうちに随分時間が経ってしまった。この歪んだオルガンはやっぱりイイなあ。ジャケのイメージからもうちょっとスペーシーな音を予想してたけど、ダイナミックな演奏でサービス満点に次々曲が展開する、ある意味下世話なプログレサウンド。ハードロック・ミーツ・カンタベリーなタイトル曲とキャラヴァン的なメロウ・ナンバー"Stranded"の冒頭2曲がベストトラック。