今日聴いたもの

60'sビート・ガールズ・コレクション
GS全盛期の女性歌手のビート歌謡をあれこれ集めたコンピに小畑ミキのコンプリート・シングルスをプラスした編集盤。とにかく小畑ミキが素晴らしい。"ジェーン・ジェーン"くらいは聞いたことはあったんだけど、こうしてまとめて聞くと、同時代の日本人歌手ではほかに類を見ないキュートな個性にヤラれた。ほぼ全曲お気に入り。前半の一人GSな楽曲群も、一部既発のコンピで聞いてた曲もあるけど、全体にイイ曲多くて、浮いてる曲もない、かなり気持良く聞ける良質な選曲。"ピーコック・ベイビー"は久々に聞いたけど本当にヒップな曲だなあ。
"或る夜の出来事 / ザ・バーズ"(イントロの爆音がカッコイイ、ホットロッドな歌詞のR&Bビート歌謡)
"二人の浜辺 / 前田美波里with井上宗孝とシャープ・ファイヴ"(マイナー・ビート歌謡。男声コーラスとの絡みがイイ感じ)
"雨 / 江美早苗"(洋楽カヴァー。なんだか不思議な展開をする曲。限局も聞いてみたい)
"そばにいて / ピンキー・チックス"(ツイン女性ヴォーカルのハモリがステキなマイナー・ビート歌謡)
躁と鬱 / 野坂昭如
72年アルバムのP-VINE再発盤。女子大でのライブ音源とスタジオ録音曲で構成。トボけたMCを交えながら、"マリリン・モンロー・ノー・リターン"、"バージン・ブルース"、"大脱走"といった代表曲をイイ湯加減で歌い飛ばすライブ音源が最高。スタジオ録音の曲はエゲつないタイトルや歌詞に反して牧歌的なフォーク歌謡調が多いんだけど、ラストのクールでバカバカしい"黒の子守唄"(やはり桜井順作品)には参った。
Ray Of Light / Madonna
98年。ダウナーなムードに覆われたダンスポップ/エレポップ・アルバム。コンテンポラリーなムード派フレンチ・ポップによくありそうな音楽性というのが個人的な印象で、ちょっととっかかりが見つけにくい感じ。所々カッコイイなあと思える音やフレーズが聞こえてはくるんだけど。このアルバム中では比較的分かりやすいメロディのメランコリック・エレポップ"Little Star"が良かった。
Absolutely Mad / Madhouse
02年。マドンナの代表曲のリミックス集。なんだけどジャケにマドンナの写真が一切使われてない不思議なアルバム。ユニヴァーサルから出てるんだけど・・・。基本的にはオーソドックスなハウス系の音で、ハッとするような斬新な解釈はあんまりないかなあ。個人的なフェイバリット曲"Borderline"はやっぱりイイ曲だと再認識。