今日聴いたもの

...an outstanding recording achievement / Blue Marble
セレクト交換でお知り合いになったショック太郎さん(id:bluemarble)が、発売の予定が取りやめになってしまったというCDのデモ音源を、こちらで無料配布されているので早速申し込みました。大野方栄さんのヴォーカルをフィーチャーした全5曲のポップソングス。ムーンライダーズの"週末の恋人"のイメージとはちょっと違う弾むような歌声が意外だけど、コレはコレでめちゃくちゃ魅力的。
実は、「やりたいことは良く分かるんだけど、ちょっと違うんだよなあ。突き抜けてないよなあ」って言う、インディ系ポップス・ユニットにありがちな内容だったらどうコメントしようかとちょっと悩んでたんだけど、そんな杞憂は吹き飛ばすハイ・クオリティぶりにのけぞりました。いろんな時代のポップスの記憶を呼び起こされるタイムレスなメロディの数々は思い切りストライク・ゾーンど真ん中。尊敬します。それにしても、コレが発売されなくなるなんて、これまでオシャレでレトロなジャケットに包まれたカスCDを散々掴まされた(100円とかですが)自分にとっては何とも不条理なことに思えます。
いつもなら各曲について、○○みたい!とか無責任な印象を書きなぐる当ブログですが、さすがにご本人に読まれると恥ずかしいのでやめときます。
ストレイ・キャッツ・クラシックス
有名アーティストがカヴァーした曲を集めたP-VINEのコンピ・シリーズのストレイ・キャッツ編。矢継ぎ早に繰り出されるロカビリーやロックンロールのキラ星のような名曲名演の数々に、普段このあたりの音源に縁のない自分も思わずウキウキしてしまうゴキゲンな内容。エディ・コクランチャック・ベリーカール・パーキンスといった人たちの曲にさりげなくスプリームスの"恋はあせらず"なんかが紛れ込んでるけど、こういう流れで聞くと、聞き飽きた気がしてたこの曲もかなり新鮮な感じ。とりあえずJohnny Burnette Trioが最高で、このCDの最大の収穫だった。
"Every Time I Hear That Mellow Saxaphone (Wild Saxaphone) / Roy Montrell"(ビッグバンド風のエキゾティックR&R)
"Baby Blue Eyes / Johnny Burnette Trio"(クールな演奏に熱いシャウトのロカビリー)
"Rock Therapy / Johnny Burnette Trio"(ミディアム・テンポのこれもクールで熱いロカビリー)
"Sometin' Else / Eddie Cochran"(リフで聞かせるR&R古典)
"Foggy Mountain Breakdown / Flatt & Scruggs"(高速ブルーグラス。カッコイイ)
"Be-Bop-A-Lula / Gene Vincent"(こんなにブルージーな曲だったっけ)