今日聴いたもの

Numero Uno / Jazztronik
99年1stの再発盤。コンポストっぽいクラブ・ジャズ・トラックにbebeのファニー・ヴォイスが絡むスタイルの曲が多いんだけど、特別な化学反応は起きていない感じで、bebeのソロ・アルバムのような魅力は感じなかった。"すき"(これは名曲)みたいな非クラブなアレンジの方がヴォーカルに合ってる気がする。むしろ、美メロなサンバ・ジャズ"Siesta"、急速ラテン・ジャズ"Turn The Key In The Lock"など、歌ナシの曲の方が素直にカッコイイと思える曲が多い。
Reggae Magic / Reggae Disco Rockers
03年。ラヴァーズをメインに時々ロッカーズダンスホール・スタイルなんかも。ヴォーカル曲は1曲ごとに多彩なゲストヴォーカルを迎えて、横山剣をフィーチャーした"Automobile"はなぜか異色のラテン・ナンバー。ニューミュージックっぽいラヴァーズ歌謡"Caramel View"、スタンダードのインスト・カヴァー"Cry Me A River"が良かった。
Spirit Stereo Frequency / All Night Radio
04年。ビーチウッド・スパークスのメンバーの新バンドは、こもった音響と深いエコーがトリッピーな60'sサイケ・ポップ。とにかくこの凄まじい成り切り振りには思わず笑ってしまう。バカバカしいジャケも含めて本気か冗談か掴みどころがない感じだけど、キャッチーなソングライティングは相変わらずでイイ曲がたくさん。
"Fall Down 7"(カレイドスコープな展開のマジカル・サイケ・ポップ)
"Oh When?"(BS時代を思わせるバーズ路線のイイ曲)
"Sad K"(ハンマー・ビートのサイケ・ポップ)
"All Night Radio"(バンドのテーマ曲)