今日聴いたもの

JAPANESE BOSSA NOVA 今宵歌わん
68〜76年の音源。見事にボサノバ歌謡一色の編集盤。4曲収録されてる筒美京平作品*1や"白い波 / ユキとヒデ"や"甘い予感 / 団次郎"など既発のコンピで聞ける曲が多いけど、こうしてまとめられるとバラバラに聞いてたら気づかないこの手の曲の微妙な差異を楽しめる。初めて聞く曲では村井邦彦作品に引っかかるモノが多かった。
"髪がゆれている / 久美かおり"(アストラッド・ジルベルトに通じるさりげなさ)
"ちょっと待って下さい / ジェミネス"(名カヴァー)
"雨あがりのサンバ / 森山良子"(魅惑のメロディー)
"雨の星〜レイニー・スター〜 / パープル・シャドウズ"(ムードGSミーツ・ボッサ)
ザ・ピーナッツ・オン・ステージ / ザ・ピーナッツ
72年のショーの模様を収めたライブ盤。いかにもな丁寧なMCやコミカルなナレーションといった昭和ムード満載な演出、ブラスロック歌謡風になった"対自核"や原曲の泣き要素が浮き彫りの"エピタフ"とか、いろいろとお楽しみが多い1枚。リンゴ・スターの"Back Off Boogaloo"がカッコイイ和製ラテン・ロックに仕上がってて最高。
ダンジイの応援歌 / 牧伸二
01年。ウクレレ片手のノヴェルティ歌謡。甲高い女声コーラスが楽しい4ビート歌謡"ああ、かんちがい"、酒場演歌風の楽曲をメチャクチャ洒脱なアレンジで聞かせる"女の朝帰り"など。"ダンジイの応援歌"や"月下美人"で聞けるノイジーなスティール・ギターの切れ味が凄まじい。
Miss Holiday / 吉田真理子
95年。70年代後半のAORシティ・ポップっぽいメロウ・グルーヴ感漂う演奏にアイドル声。一人多重コーラスをフィーチャーした自作曲"Miss Holiday"、ウィスパー・ヴォイスがちょっと渋谷系テイストな"フランス風に"など。

*1:"いつか何処かで / 平山三紀"、"愛のひととき / ヒデとロザンナ"、"ひとりにしてね / いしだあゆみ"、"裸足のままで / 麻里圭子とリオ・アルマ"