今日聴いたもの

テイチク・イヤーズ1960〜1964 / 田代みどり
2枚組コンピ。「TOKYOクラブ・ラティーナ」で思い切りの良い快活な歌声が好印象だったんだけど、当時10代前半だったとは驚いた。Disc1は全て洋楽カヴァー・ポップスで、アーリー60'sアメリカン・ポップスからラテン、ハワイアンまで一貫して軽妙な楽曲が並ぶ1枚。
"ザッツ・オール・ユー・ゴッタ・ドゥ"(ブレンダ・リーのカヴァー。格好良くてイイ曲)
"汽車ポッポのタンゴ"(タンゴにラテン・リズムをアダプト)
"小つぶのじゃがいも"(リズム・チェンジが素敵なラテン・ポップス)
"ズビズビズー"(こんなにドリーミーな曲だったとは。再発見)
"いつもひとりぼっち"(アップテンポなラテン・リズムに切ないメロディ)
"月の夜は"(ハワイアン・スウィング)

Disc2は北原じゅん、久慈ひろしといった職業作曲家によるオリジナル曲集で、カヴァー曲の延長線上にある明朗なジャズ歌謡や青春リズム歌謡が中心。歌詞が面白い曲が多い。それにしても"ちんたらムードの夜"と"みどりちゃんのドドンパ"は名曲だなあと改めて思う。
"明日の私"(池田正義。かなり凝った展開の和洋折衷ミクスチャー歌謡)
"イカレちゃった"(伊部晴美。エレキなリズム歌謡)
"ジャック・アンド・ベティ"(久慈ひろし。R&B系リズム歌謡)
"島のタムレ"(水島哲。"愛してタムレ"以外にタムレの曲って初めて聴いた)
"十代の素顔"(北原じゅん。パンチの効いたリズム歌謡。カッコイイ)