今日聴いたもの

ヒデとロザンナ・しんぐるこれくしょん

68〜74年の17枚のシングルAB面曲にアルバム曲や未発表曲をプラスした編集盤。筒美京平と中村泰士がメインのソングライターに迎えて、シャンソン、ボサノバ、カンツォーネ等を吸収した洒落た歌謡ポップスの名曲が多数。ドラマティックに盛り上がるサビで男女が掛け合う初期の楽曲が何といっても光ってるけど、後期シングルで聴ける、透明感を増したロザンナの歌声もソフトロックっぽくて魅力的。
"愛の奇跡"（田辺信一。名曲。ミ・アモーレ!の叫びにシビれる）
"笑ってごらん子供のように"（出門英。哀愁ラテン歌謡。笑い声が不気味でイイ）
"愛は傷つきやすく"（中村泰士。名曲）
"ふたりの関係"（中村泰士。”経験”っぽい）
"望むものはすべて"（筒美京平。変拍子が格好良いR&B歌謡名曲）
"愛のひととき"（筒美京平。"粋なうわさ"B面のボサノバ歌謡。ラストがピチカートみたい）
"真夜中のボサノバ"（筒美京平。"ローマの奇跡"B面。洗練されたボサノバ歌謡）
"運命の星"（中村泰士。"抱擁"B面。ファズ・ギター入りソフト・グルーヴ歌謡）
"雨に濡れたままで"（筒美京平。"望むものは〜"B面。ハッピーなカントリー・ポップ）
"愛の架け橋"（筒美京平。"Keep Me Hanging On"風ブラスロック歌謡）
"草原の花嫁"（中村泰士。凝った展開の陽性ポップ）
"愛の肖像"（筒美京平。フェミニンなソフトロック歌謡）
"恋愛狂時代"（都倉俊一。これもソフトロック的なラグタイム・ジャズ歌謡）
"あれから君は"（筒美京平。"愛の肖像"B面。カサノヴァ7のカヴァーで、モダンなダバダバ歌謡）
"暗い微笑み"（出門英。アップテンポなラテンR&B歌謡）