今日聴いたもの

ピエロ / 瀬川洋
72年。ダイナマイツのヴォーカルのソロ・アルバムは、カントリー色濃い演奏に乗って人懐っこいメロディが歌われる田舎ロック盤。だけどやっぱり"長い夜""花咲け!!じいさん"みたいなリズム&ブルースっぽいリズムの曲の方が似合ってる気がする。"時は流れて〜さよならベイビー"はGSにカントリー・ロックをツギハギしたような楽曲のバックでプログレっぽいキーボードが唸るニュー・ロック大作。シングル曲と未発表曲を追加した「ニューロックの夜明け」シリーズ再発。
"ピエロ"(カントリー・ロック路線の中では抜きんでて良い曲)
"花咲け!!じいさん"(グラム・ロックっぽくもある)
"君がいた白い部屋"(GSっぽいメロのやさぐれロック歌謡。カッコイイ)
Numb / Numb
02年。エクスペリメンタルなブレイクビーツ・ミュージックとノイズっぽい音響インスト。物凄くヘンだったり気持ち良かったりという訳でもなく、個人的にあまり引っかかるところのない音楽だった。
Pigs + Battleships / Quando Quango
85年のアルバムにシングル曲を追加した編集盤。ラテンを中心にファンカラティーナ、サバンナ・バンド風ディスコなど色々演ってるんだけど、初期シングルで聞ける陰鬱エレポップを最後まで引きずっていて、どうにも垢抜けないマット・ビアンコという感じ。それが独特の持ち味にもなってるんだけど、以前「Cool As Ice」で聞いた"Love Tempo""Atom Rock"を超える曲はないかな。哀愁のラテン・ロックンロール"Low Rider"がベスト・トラック。