今日聴いたもの

Um Show De Bossa... / Lennie Dale
バックにボッサ・トレスを従えたライヴ盤。ピアノ・トリオによるジャズ・サンバで、3曲目のメドレー終盤のインプロとか"Tamanco No Samba""Two LadiesIn De Shade Of De Banana Tree"などアップテンポの曲でのド迫力演奏がスゴイ。ヴォーカルはちょっと薄いんだけど本職はダンサーなんだそうで、ダンス・レッスン入りの6曲目メドレーにその片鱗が伺える。63年エレンコ盤の再発。
Darkdancer / Les Rhythmes Digitales
99年2nd。ちょっと早かった80'sエレポップ・リバイバル。80年代の12インチを聴いてるような錯覚に陥るトラックが満載で、今聴いても十分楽しめるけど発売当時に聴もっと感激できたと思う。"Sometimes"ではニック・カーショウがヴォーカル参加。
"Music Makes You Lose Control"(ブルージーなギター・リフとエレポップの組み合わせが新鮮)
"Hypnotide"(日本語サンプリングもの)
"From Disco To Disco"(キラキラでギラギラなディスコ・チューン)
"Jacques Your Body(Make Me Sweat)"(タイトル通りのアシッド・ハウス。ベースがファンキー!)
"About Funk"(派手なシンセが楽しいエレクトロ)
Karly / 野本かりあ
ピチカート・ファイヴの「ロマンティーク96'」を思い出すダウナーな空気感のレイト60's+昭和歌謡的なガールポップ。なのでヴォーカルの弱さが凄く気になる。正直言って小西康陽がこの人に入れ込む理由が良く分からない。まあ、アイドルポップの1種だと思えばこれは奇跡的なクオリティだし、イイ曲が多いんで一応満足だけど、別の歌手が歌ったら傑作になりそうな曲が結構多いのが勿体無い気がする。
"舌出し天使"
"アデューは悲しい言葉"
"昨日のつづき"
"私が死んでも"
The De Johnette Complex / Jack De Johnette
68年Milestone盤のOJC再発盤。ドラマーのリーダー・アルバムなんだけどメロディカを吹きまくっていて意表を突かれる。スタンレー・カウエルのエレピとメロディカのアンサンブルがキュートな雰囲気を醸し出す"Equipoise"に胸がときめかせていると2曲目はドラム叩きまくりの急速ハードバップ、3曲目は室内楽新主流派ジャズ、といった調子でバラエティに富んだ楽曲が並ぶアルバム。これは傑作。
"Equipoise"(ベストトラック)
"Miles' Mode"(メロディカの響きと不穏なドラムのコントラストが最高)
"Mirror Image"(エレピとウッドベースの絡みがクールなアブストラクト作)
"Brown, Warm And Wintry"(これもエレピとメロディカが絡む夢見心地のアブストラクト・ジャズ)