今日聴いたもの

Humanoid Erotica / Fat Jon
01年。インスト・ヒップホップ。滑らかで淡い曲調が多いんだけど、さりげなくユーモア・センスに満ちたアレンジ。いくつかの曲でフィーチャーされる長々としたサックス・ソロのサンプリングが面白い。全体的に映画音楽/フュージョンっぽい雰囲気。
"14 Years"(流麗なストリングスにスクラッチが切り込む瞬間がカッコイイ)
"No"(インダストリアルなノイズとサックス・ソロ)
"The Queen And I"(女声コーラス入りの不思議ヒップホップ)
"Backseat Anonymous"(アルバム中では随一のファンキー・トラック)
"Raindance"(タイトルそのままの曲)
"Pretty Pussy Killy Kat"(コスリまくり、ラップ入りの派手なラスト曲)
Playing It Cool & Playing It Right / Keith Hudson
81年。ベーシック・チャンネル再発盤。やたらとバックの音が鋭角的なソウルフル・レゲエ。各曲にダブ・ヴァージョンがアダプトされてて、これがかなりグニャグニャの音響で脳に効く。特に歪みまくるピアノのフレーズが気持ち悪くて気持ち良い。「フレッシュ・オブ・マイ・スキン」収録のミステリアス・ソウル名曲をダビーにリメイクした"California"〜"By Night Dub"、男臭い哀愁ソウル・レゲエ"Be What You Want To Be"〜"Be Good Dub"がベストトラック。
永遠の少女 / 松田聖子
ジャケが強力な99年作。"恋はいつも95点"が最高。少女マンガチックなアイドル・ポップをレディース・コミック的な世界にシフトしたような歌詞をフリー・ソウル/AORっぽい楽曲に乗せたイイ曲。他にフォーキー&ファンキーな"samui yoru"、サビ前のメロディのフックが印象的な"エメラルド海岸"もなかなか。1曲目のファルセット混じりの歌唱を聴い時はガッカリしたけど他の曲では相変わらず張り上げる高音をガンガン聴かせてくれてて良かった。