今日聴いたもの

i / 小谷美紗子
97年。クラシカルでトラッドなフェアリー・ポップ風アレンジが多いSSW作。個人的には苦手な音。"エリート通り"みたいな軽妙なポップス・ナンバーも収録されてるんだけど歌詞がちょっと偽善的でうるさいかな。"こんな風にして終るもの"みたいな一見普通のラブソングをさりげなく捻ったような曲が聞きたいなあ。
PROFILE -too early to tell- / 小谷美紗子
そうそうこういう曲が聞きたかった、という感じのシンプルなラブ・ソング"Care me more,Care Me"で始まる、同じく97年の、上記盤より先に出たアルバム。"見せかけ社会"や"自分"みたいなメッセージ・ソングが相変わらず辛いんだけど、歌詞の中に「偽善者かもしれない」というフレーズが出てくる所をみると確信犯的にやってるのかも知れない。全体的にもうちょっとさりげない曲調の方が魅力がアップするように思える。今のところ自分は「うたき」だけでいいかなあ。
Thee Underground Made Me Do It / Aphrohead
02年。フェリックス・ダ・ハウスキャット名義作品とは対照的に機能性重視のかなりストイックなハウス・アルバム。なんでポップスファンとして接するとちょっと退屈な部分もあるんだけど、音色自体が自分好みなミニマル"The Underground Made Me Do It"やアッパーなフィルター"Body Stronger"、キャッチーなロッキン・ブレイクビーツ"Groove Train"に"Cry Baby"などイイ曲多数。ベストトラックはひたすら下世話なディスコ・ハウスの"Mornin' In Mexico"。