今日聴いたもの

The World Famous Beat Junkies Vol.2
98年。CD2枚に渡ってひたすらスクラッチの嵐なターンテーブリズム大作。ザクとした太いリズム・トラックにギター、ストリングス、オルガン等様々な楽器のフレーズのループをセンス良く絡めたラフでシンプルな曲が矢継ぎ早に繰り出される、ロックで言えば「ガレージ」な感じ。それでいてなんとなくエクスペリメンタル。そしてどの曲にもさりげないユーモアがあるのがイイ。多少インパクトの大小はあっても基本的に捨て曲ナシの傑作。ゲストも多数参加してるけど、ラップがなくても十分カッコイイ。ただ"The Sparky Chronicles"にフィーチャーされてるラップは今までに聞いたことのない不思議な個性で耳を奪われたけど。
"Intro"(サービス満点にコスリまくる、5分以上に及ぶイントロ)
"Peoples Chice Defari"(ドリーミーなストリングスにウォール・オブ・スクラッチサウンドが挑みかかる感動作)
"Rhettmatic @The 96 West Coast DMC"(グニャグニャな捻じ曲がりビートのヒップホップ・インスト)
"Hoes To Doughs Foot Souljahs"(映画音楽風の切迫焦燥チューン)
"Dead End Street Buc Fifty"
"World Premiere Eclipse"(ベースのループのみで押しとおす。クール)
"U Call Dis A Song!?"(ドタバタしたカートゥーン・ヒップホップ)
"Radiant Lmno"〜"Dynamic(Remix)"(素晴らしい流れ)
"The 97 Itf Team World Champions"(怒涛のスクラッチ芸術)
"Style Wars Styles Of Beyond"
"Outro"(かなり意表を突かれた)