今日聴いたもの

アグネス・ラム・ベスト
かなりたどたどしい日本語でカントリー・ポップやディスコ風のMOR歌謡を歌う人。声がカワイイんで曲によってはそれが魅力的にも響くけど、ほとんどの場合、リズム感が狂って聞こえて正直言ってかなり聞きづらいヴォーカル。ただ、それを逆手に取ったような"Trade Wind"の安井かずみの歌詞は面白い。
"Trade Wind"(加藤和彦。エキゾティックなフラ・ディスコ)
"やさしい旋風"(芳野藤丸バリー・ホワイト系の爽快ディスコ)
"ジプシーの森"(加瀬邦彦。ヴィッキー風のマイナー歌謡)
「生稲」De-Dance / 生稲晃子
89年。それほど特徴のある声の持ち主ではないし音程も不安定なんだけど、遊び心あふれる楽曲とアレンジがそれを補って余りあるアイドル・ポップ好盤。羽田一郎やかしぶち哲郎もイイ曲を提供してるけど、やはりこれは後藤次利のアルバム。
"麦わらでダンスターンテーブル・ミックス)"(コラージュっぽいリミックス)
"チェイス チェイス チェイス"(アミューズメントなユーロビート歌謡)
"Virgin少年に接吻を"(どこをとってもキャッチーなダンサブル・ポップ)
Slice Of English Toast / Ranking Ann
82年ARIWA盤。当然マッド・プロフェッサーがプロデュース。抑制の効いたトースティングを聞かせる女性DJ。ルーツ/ロッカーズ系のトラックとラヴァーズ路線の二本立てで、どちらも独特の味わい。特にメロウなピアノ・フレーズと絡む瞬間はメチャクチャ良い。オリジナル楽曲にダブ・ヴァージョンを繋げた曲が多いんだけど、ダブに突入した途端にマッドなエフェクトが全開に。
"A Slice English Toast"(スティール・パン入りカリビアン・ルーツ。ダブ・パートのベース・ラインがクール)
"Problem Lady"(空間を切り裂くようなノイジーなエフェクトがすごい)
"Moonlight Lover"(フリースタイルな語りがメロウなトラックに絡むポエトリー・ラヴァーズ)
"Love On A Mountain Top"(これもポエトリーなラヴァーズ。イイ曲)