今日聴いたもの

Big Star / Stark & Mcbrien
75年。ソルト・ウォーター・タフィーのロッド・マクブライアンがフレッド・スタークという人と作ったアルバム。良質ながらもとっても地味な音楽が聞こえてきそうなアルバム・ジャケットだけど思ったよりポップな印象。男二人でカーペンターズみたいな音楽をやってるってことで個人的には初期オフコースを思い出すMOR良盤。パイド・パイパー再発シリーズの1枚。
"Big Star"
"Yesterday Forever"(一番オフコースを感じた曲)
"They Up And Died"
"A Page Torn Out Of Me"
また おとしましたよ / 二階堂和美
03年。フォーキーな宅録女性SSW。なんだろうけど実験的とすらいえるアイデアとアレンジ・センスが凄い。それでいて過剰なところがなくてあくまで自然体でさりげない。しかも曲が良い。ちょっとビョークに似てるかなという部分が気になるけど(ビョーク苦手なんで。シュガーキューブスの頃からずっと)こういう音楽は今まで聴いたことがない、と久し振りに感じた音盤。
Dub Me Crazy Pt.4 Escape To The Asylum Of Dub / Mad Professor
83年。"Rasta Chase"と"White House Rase"の冒頭2曲は以前聴いた「Dubbing You Crazy」にも収録。かなりデタラメに遊んでるのにあくまでスウィートでメロウなダブ・ワールド。ダブ物にしては驚くほどバラエティに富んだ音楽性で1曲1曲が面白いんだけど、90年代初頭のヒップ・ホップに通じるグルーヴ感に思わずハッとした"D.J.Choice"がベストトラック。
Two Places At The Same Time / Ray Parker Jr. And Raydio
80年3rd。シック風ギター・カッティングがを聴かせるダンス・ナンバーと彼らの代名詞的なメロウ・チューンが2曲ずつという機能的なA面、基本路線は同じながらちょっと幅広い音楽性のB面という構成。
"Tonight's The Night"(AOR風ミディアム・チューン)
"Everybody Makes Mistakes"(スライの"Family Affair"っぽいファンク・ロック)
"For Those Who Like To Groove"(シンセ・オリエンテッドなインスト)
Forth Drawer Down / The Associates
シングル曲を集めた82年2nd。「Sulk」ほど完成度は高くないけど、その分アイデアで聴かせる。割と単調になりがちなゴシック/ネオサイケ系の曲も、このバンドがやると面白い展開で飽きさせない。
"A Girl Named Property"(エレ・ゴシック・ロック。タイトルが良いなあ)
"Kitcen Person"
"The Associate"(ノイジーなギターをフィーチャーしたテクノ・インスト)