今日聴いたもの

名場面 / 近藤真彦
86年。「Dream」にも参加していた大原まり子山田詠美に加えて山川健一、川西蘭が作詞で参加した小説家結集盤。あまり面白い歌詞はないんだけど。渚十吾/都志見隆の"夢少女"という曲が良かった。
サンセット物語 / 神田正輝
85年。安井かずみ/加藤和彦コンビの曲が5曲収録されてるんだけど、これらが「あの頃、マリー・ローランサン」や「ヴェネツィア」とほぼ同じコンセプトの良質シティ・ポップで感激。神田正輝の歌も心なしかトノバン風。これは意外な大穴だった。
"想い出のキーラルゴ"
"サンセット物語"
"バラと新聞"(トノバンに完全になり切った傑作)
Sailing Dream / 五十嵐浩晃
81年。個人的には退屈なニューミュージックが並ぶアルバム。しかしナイスなメロディが散りばめられた"初恋の街"と言う清涼フォークロックは凄く良い。"想い出のサマー・ソング"は大滝詠一&杉真理がコーラスで参加。
彩 / 松原みき
82年5th。一番の目当てだった亀井登志夫作品の"Change"も含めてA面の曲はどれもパッとしない感じだけど、ミディアム・テンポのグルーヴ・チューンで固めたB面は気持ち良い。
"Sugar Me"(佐藤準。ベストトラック)
"ひとりぼっちが楽しくて"(梅垣達志。後藤次利のベースが最高)
"Bay City Romance"(佐藤準。間奏でフュージョンになるのが面白い)
Third / 白竜
千野秀一がアレンジを担当した82年盤。実直なロッカー唱法で歌われるメッセージ色の強い楽曲と対照的なレゲエ/ニューウェイヴ色の濃い先鋭的な音作りが面白い。パンタのニューウェイヴ期の音に通じる味わい。
インビテーション・極楽ナイト / ハンガーマン・ファミリー・クラブ・バンド
シティポップ系を中心に多彩な楽曲をこなすバンドだけどヴォーカルが弱いせいか器用貧乏に聞こえてしまう。ユニゾン・ヴォーカルで聞かせるブラス・ロック風の"ゆうこのRock'n'Roll"がカッコイイ。80年。