今日聴いたもの

Early Years / Daryl Hall & John Oats, Gulliver
ガリヴァーの69年のアルバム曲にホール&オーツのデビュー前の初期デモ音源や未発表曲を追加した編集盤。ガリヴァーの曲は大半がティム・ムーアのペンによるもので、サイケやフォークにリズム&ブルースといった、当時のシーンのトレンドを反映した(?)多彩な音楽性のアーシー・ロック。一方ホール&オーツ音源はかなりフォーク・デュオ的な色彩が濃い感じで、圧倒的にジョン・オーツの曲が良い。ということで、全体的にダリル・ホールの影が薄い作品集。
"Christine"(ガリヴァーのメンバーの共作。切ないハーモニー・ポップ)
"Flogene"(T・ムーア。激キャッチーなロックンロール・ナンバー)
"Deep River Blues"(J・オーツ。スウィング感のあるフォーキー・ブルース)
"Angelina"(T・ムーア。ガリヴァーの曲を再演。洒落たフォーク・ロック傑作)
"I'll Be Bye"(J・オーツ。クールなフォーク・ロック)
Full Force
85年1st。初期ヒップホップやエレクトロ/シンセ・ファンク色を残しつつも、ドラムのアタックの激しいアレンジが80年代後半っぽいハードなR&B。音楽シーンの過渡期ならではのこの微妙なバランス感が結構楽しい。
"Alice, I Want You Just for Me! "(ヒップ・ホップ色濃い名曲)
"Unselfish Lover"
"United"(リサリサ参加。ラテン・フレイヴァーなファンク)