今日聴いたもの

Spring Fever / Rick Derringer
傑作「All American Boy」に続く75年2nd。ポップな米国ハード・ロック・アルバム。前作に比べるとちょっと地味だけど、こちらもなかなかバラエティに富んでて楽しい。
"Tomorrow"(産業ロックを先取りしたようなポップなハード・ロック
"Rock"(シンセをフィーチャーしたモダン・ポップ風)
"Walkin' The Dog"(レイジーな雰囲気の好カヴァー。ファルセット・ヴォーカルが独特な味わい)
"Skyscraper Blues"(ヒップなブルース・ロック。猥雑な集団ユニゾン・コーラスが最高)
Original Sound Track From "Night Shit"
82年。大雑把に言うと、A面にバート・バカラックキャロル・ベイヤー・セイガーのコンビの書き下ろし曲、B面にはニューウェイヴ系を中心に当時のヒット曲を収録したサントラ盤。クオーターフラッシュってレコード屋のエサ箱でよく見掛けるけど、"Night Shift"みたいな曲をやってるグループだったら聴いてみたい。
あと久々に聴いたヘヴン17やトークトークがメチャクチャ良いんで驚いた。
"Night Flash / Quaterflash"
ドナルド・フェイゲンの「Night Fly」を女性ヴォーカルにしたようなAOR名曲)
"Girls Know How / Al Jarreau"
"The Love Too Good To Last / Pointer Sisters"(コレは既発曲。イイ曲)
"Penthouse And Pavement / Heaven 17"
(エレ・ポップなブルー・アイド・ソウルの傑作。カッコイイ)
"Talk Talk / Talk Talk"
(エレ・ポップ期の曲はあんまり良いと思わなかったけど、再発見)
"Everlasting Love / Rufus & Chaka Khan"(タイトな音で甦った名曲の再演版。良い)
Real / 一風堂
80年。ハンザ・スタジオで録音されたジャーマン/ニューウェイヴ/レゲエ・ダブな2nd。「Lunatic Menu」を聴いて"すみれSeptember Love"のイメージと初期作品のヴォーカル・スタイルとのギャップになかなか馴染めなかったのを思い出した。
"ジャーマン・ロード"(ハンマー・ビート!)
"ロンリー・パイロット"(ニューウェイヴmeetsヴェンチャーズな疾走ロック)
"Funk #9"(ニューウェイヴ・ファンク)
Crystal City / 大橋純子&美乃家セントラル・ステイション
77年。一筋縄ではいかない凝った楽曲群をハイ・レベルな歌唱力でねじ伏せるシティ・ポップ名盤。
"クリスタル・シティ"(佐藤健。アーバンなグルーヴに乗ったヴァイオリンが新鮮)
"FUNKY LITTLE QUEENIE"(土屋昌巳。ルーファスばりのファンキー・チューン)
"アラビアン・ナイト"(土屋昌巳。無国籍ラテン歌謡)
"炎のヒロイン"(深町純。予想のつかない曲展開のソウル歌謡)
"LIKE A SEA GULL"(林哲司。サビの開放感が気持ち良いソウル・バラード)
Splash / Freddie Hubbard
81年Fantasy盤。ポール・ジャクソンJr.、デヴィッド・T・ウォーカー、ジム・ケルトナーといった面々を従えた直球ド真ん中のフュージョンサウンド。アルバムの半数を占める女性ヴォーカル入りの曲が良い。
"Splash"(ハバードのフリューゲル・ホルンが響き渡るアップテンポなソウル・ダンサー)
"You're Gonna Lose Me"