今日聴いたもの

Spectrum / Volker Kriegel
71年のMPS盤再発。シリアスになり過ぎない洒脱なセンスが光るヨーロピアン・ジャズ・ロック。名盤。
"Zoom"("Mathar"系のシタール・ジャズ・ロック)
"More About D"(フリーな感覚を忍ばせたお洒落ジャズ・ロック)
"Instant Judgement"
素足のままで / 名高達郎
俳優レコード。網倉一也らを起用したシティ・ポップス路線だけど、素人のオッサンっぽいカラオケ・ヴォーカルが16ビートに全然合ってない。よっぽどのことがない限り多分2度と聴かないと思う。ジャストなディスコ・ビートと古めかしい歌謡メロのギャップが激しい"風の旅人"やボッサのリズムに乗って気障なセリフを喋る"Rain Blues"なんかは、もっと歌える人が歌ったら面白くなりそうだけど。
ラッキー / 水谷豊
83年。決して上手くはないけど味のあるヴォーカルを生かした名曲が多い人なんでこのアルバムも期待したけど、福島邦子、織田哲郎、NOBODYとあまり自分の肌に合わないソングライターの曲が多いうえに、山梨鐐平来生たかお、古田喜昭といった、名前を見ると期待してしまう人たちの曲もイマイチ冴えてなくて、残念ながらほとんど飛ばし聴き。
"YOKOHAMAシャレード"(NOBODY作のAOR歌謡。これはイイ曲)
"センチメンタル・ヴァレンタイン"(古田喜昭。うらぶれたムードの4ビート・ナンバー)
Mambo Nassau / Lizzy Mercier Descloux
コレは本当に最高。イカした曲が次から次に。ボーナス・トラックを聴くと結構つまらない曲も多いんで、このアルバムの完成度の高さは微妙なバランスの上に成り立ってるのが逆によく分かる。
"Room Mate"(うねるベースが気持ち良い脱臼ファンク)
"Sports Spootnik"
"Payola"(ベスト・トラック。チープなキーボードの音がカッコイイ)
"Slipped Disc"(コントーションズ好きには堪えられないノー・ウェイヴ・ファンク)
"It's Your Sort Of"(インチキ・ジャズ)
"Bim Bam Boum"(ムーグがキュートなペリキン系インスト・ナンバー)
"Five Troubled Mambo"